日々徒然

創作家具 安藤和夫

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雄山荘の門は残っていた!

雄山荘にはその後も何度か足を運んでいます。
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敷地内は焼け跡の整理が進んでいるようですが、門は当時のままに残っていました。 今となっては往時の建築の痕跡を残すものはこの門だけとなりましたので、再び写真を撮ってきました。
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腰板は船板で出来ていました。「船板塀」ですね、材はおそらくひのきでしょう。。
昔宮小路の割烹の外壁などでよく見かけました。

これは和船を解体した古板を使ったものだと思います。

あるいは、古材を使いながらもこの板と板の接ぎ合わせを船大工の仕事で施工したのかもしれません。
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横材は栗(多分)の自然木を姿成りで使い、ちょうな名栗で稜線を出し、主柱に剣先留めで刺さっています。

船釘を打つために鑿で穿った穴がこの板塀にリズムを与え、ケシキとして活かされています。
ここから斜めに船釘を打ったのです。

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風化して木目が洗い出された板に刻まれた手仕事の痕跡が美しいですね。

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鉄釘の錆が表に出て、時の堆積が独特の味を出しています。

経年変化による古びに美を認め、朽ちてゆく過程そのものを建築の意匠に積極的に取り入れるのは日本独自の美学ですね。

“時”自体を見取ること、感じること、楽しむことが目的なのでしょうか。

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木戸の上の横架材も同じくちょうな名栗で稜線を出し、適度な緊張感を演出しているようです。

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隅丸に切り取られ土壁の穴は塗りまわされています。
三つの穴が残っていますが、そこにはどんな横桟が入っていたのでしょうね?

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母屋の無くなった門は今何を守っているのでしょうか!

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