日々徒然

創作家具 安藤和夫

ホテル・ニューグランド物語!

 「チャプスイ」という料理をご存知でしょうか?スペルは「Chop Suey」
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 あるとき、ある人から、「チャプスイ」ってご存知ですか?と問われました。
 「いいえ?」・・・と答えると、「では○○日、おいでください、山崎洋子さん
もいらっしゃいます。」・・・「は~?」・・・「総料理長にもアンドさん達が
いらっしゃることを伝えてあります。」・・・「あは~?」

 で、行きましたとも、ホテルニューグランドへ!

 だって、お誘いくださったのはこの老舗ホテルのWさんなのですから!
 何が起こっているのか良く判らないまま、でも食いしん坊の僕はこの未知なる「チャプスイ」の魅力に抗いがたく、指定された時間に、横浜にあるホテルニューグランドに行ったのです。
 もちろん山崎洋子さんとご一緒に。

 山崎さんも、僕ご同様によく判っておられないご様子でしたが、曰く「今日、チャプスイの謎が明かされると思うと緊張しますね~!」などと、さすがミステリー作家さんです!
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 平皿に盛られた白米が各自の前へ!
 その上に西洋式にサーブされたドロっとしたお料理が!
・・・これが「チャプスイ」?

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 海老、帆立、肉、野菜、などなど。

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 ご同席され、お料理をご説明くださった総料理長の宇佐神茂氏。
 気さくなお人柄です。

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 元のメインダイニングであるフェニックスルームには、我々のためだけにしつらえられた一卓が!
 左:山崎洋子さん。右:ニューグランドのWさん。

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 絵になりますね~!洋子さん。

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 記念撮影!


 ホテルニューグランドに伝わる米国料理で、ルーツは中国料理らしい?
 この料理、米国では貧困層のためのものだったようですが、戦後、進駐軍がニューグランドに持ち込んだものを、当時の総料理長、入江茂忠さんが改良を重ね、ホテルでお出しできるクオリティーに育て上げ、今やホテル伝統の人気料理となったもののようです。

 レシピ「肉、海老、帆立、などを個別に下ごしらえし、白菜、玉葱、筍、椎茸、きぬさや、などと共に炒めあわせ、チキンブイヨンベースの出汁をまとい、片栗粉でとろみを付ける!」(&Oの聞き書きですが!)

 聞けばたやすいようですが、簡単に見える料理ほど難しい、それを地でゆくお料理のようです。

 見たところは、中華丼のよう、地味なたたずまいですね。

 さてお味はと言うと?
 一口食べての第一印象は、なんともやさしいお味だということ。

 このやさしさは何だろう?と味雷を総動員して味わってゆくと?・・・お肉、・・・海鮮類、などの複雑な旨味が徐々に感じられてきます。やさしいけど濃いのです、旨味が!あ~!
 野菜たちの甘さと歯ざわりなども五感を喜ばせてくれます。お~!

 これら、素材の一品一品の個性が見事に活かされ、渾然一体となって素晴らしいハーモニーを奏でているのです。

 これは美味しいです~!。


 中華丼と確実に違うこと、それは中華料理特有のスパイスなどは控えられている事。油分もほとんど感じられません。

 ミニマムな塩胡椒だけで調理された究極の【お料理】なのではないでしょうか!

 だから、身体が“やさしい”と感じたのでしょうか。

 それぞれの素材の旨味を最大限引き出しているのでしょうね。
 素材の旨味が、主張しないで、でも確かに存在している。
 滋味溢るるお料理が【チャプスイ】なのですね。

 これは完璧な創作料理ですね!見た目の地味さはフェイントだったのですね!
 完全にやられてしまいました、ノックダウンです。(Wさんの勝ち!)

 【チャプスイ】夏バテなどで体が弱っている時などにも美味しく食べられる栄養満点なお料理です。

 さて、では何処でいただけるかというと?

 すみません、このチャプスイ、オンメニューになっておりません。メインダイニングに行ってもありません!・・・・え~?・・・あ”~!

 これだけ「チャプスイは美味い!」と絶賛しながら、食べる場が無いなんて、なんとも理不尽な当ブログではありますが・・・・・(僕のせいではない!)

 このチャプスイをお召し上がりになりたい方は、ホテルニューグランドで何らかの会を企画し、そこで「お料理は如何なさいますか?」と聞かれたら!・・・言ってください、「チャプスイをメインに!」、あるいは「チャプスイを入れて!」とね。

 あ~長くなりました。
 僕はニューグランドの回し者ではありませんが、なぜか色々とご縁があります。
 ニューグランドでの思い出やエピソード、これは僕に限らず、ハマッ子なら多かれ少なかれあるのではないでしょうか。

 このホテルには、その歴史にも数多くの逸話が残されています。
 僕の学んだ横浜での西洋家具の逸品も数多く残されています。

 その中でも、特にお料理には面白いお話がいくつもありますね。

 このホテルから発信したものとして、「スパゲッティーナポリタン」がある事
は以前書きましたね。

 他にもあるのですよ、アナタがビックリするものが!・・・
 なぜ&Oはそんなに詳しいかって・・・・それは。秘密です!・・・ね、Wさん!

 これから、機会があったら又、それらをご紹介したいと思っています。
 お楽しみに!

フォトコンテスト、今月中ですよ!


コメント

優雅でしたねえ

 いやあ、ほんとにおいしかったですねえ。品格があって、しかも気取らず舌になじんでいく味は、さすがにニューグランドでした。
 「少なめに」なんて言ってしまったことを、おおいに後悔しました。
 今度、いつ食べられるかわからないというのに…。
 Wさんにはほんとに感謝です。
 私は特別な夏休みなんかないので、ニューグランドの「エステプラン」に行こうかな。ルームサービスで食事して、一泊二日のホテルライフを一人でじっくり楽しもうかな、なんて考えています。

おはよーございます。昨日はおつかれさまでした!
Chop sueyは米国生まれの料理だったんですねー。
南米から北アフリカまで世界中の中華屋メニューにあるので
そういう意味では「華僑料理」のひとつでもあるのかもしれません。

ほんと、あのVIP待遇って何?

主人公は冬桃さん。
僕はたまたまお知り合いだったので、冬桃さんのお付きで参加出来たようなものでした。

美味しかったですね~!(又食べたいですね)

さすが世界中を食べ歩いているtakuさんですね、ご存知でしたか!

 中国、清の時代、外交折衝の為アメリカに渡った李さん一行は連日のフランス料理攻めに辟易していた時、随員の一人が気を利かし、食材を求めて即席で広東料理の一種である「炒什砕(チャプシースイ」を作ったところ、そこへアメリカの外交官が急用で突然来訪。
会談後、何の準備も無かった為、その料理をお出ししたところ、事の外好評で、その時の料理名が英語になまって「Chopsuey」となり、アメリカ料理に発展した!・・・という説もあり。
 又、英語の「Chop」がぶった切るという意味で、かの随員のスーさんが調理したので「suey」がついたのでは?というものもあるようです。

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