日々徒然

創作家具 安藤和夫

青山二郎氏との思い出を語る桜井佐七氏。

 長野で開催中の【木工家の仏壇と祈りの箱展】 ー善光寺ご開帳記念ーで行なわれたギャラリートーク。
善光寺_5133
 右が今展の仕掛け人でもある長野在住の木工家 谷進一郎氏(司会も)、真ん中が桜井佐七氏、左が木彫仏像制作の長井武志氏。
 スライドを交えてのお話。
 今写っているのは左に小林秀雄氏、右に青山二郎氏、壷中居にて。


 桜井氏は信州小布施の栗菓子の老舗【桜井甘精堂】の社長さん。
 氏がお若い頃、一台の車が突然小布施の店頭に停まり、降りて来た老紳士に声を掛けられたのだそうです。
 その紳士は店のショーケースに飾られた李朝の壷(白磁?)に目を留められたようで「他にも何か在るか?」と問われ、桜井さんは趣味で集めていた骨董などをお見せすると「これはだめだ!、これは良い!」などと勝手におっしゃるのだそうです。
 桜井さんは「どちらさまで?」と聞くと紳士は名刺を差し出され、それを見てビックリ、青山二郎さんだったのです。
 そのチンクシャな(桜井氏談)紳士があの有名な青山さんだとは!・・・「青山二郎といえばもうとっくに亡くなった方かと思っていた!」のですから驚かれたのも無理からぬこと。
 それ以来、青山さんとの交流が始まり、青山氏が亡くなるまで続いたのだそうです。

 桜井さんの心の中には青山さんとの貴重な逸話が山ほどおありの様で、話が尽きないご様子なのでした。

 その後、谷さんの司会のもと、このギャラリーのプロデゥースをしておられる石川利江さん、仏師の長井武志氏を交え、骨董、仏教美術、李朝、などなど、興味深いお話が続き、あっという間に時間の過ぎた贅沢な一夜なのでした。

 お客様も文化人の方が多いようで、この「ガレリア表参道」は長野の文化の発信地として地歩を築いておられるようでした。

 わたしも今回の展覧会にお誘いいただき、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
善光寺_5139
 会期は5日まで!

 横浜赤レンガ倉庫での「農とものつくり」も開催中です?~6日まで!

コメント

追記です!

 桜井氏は洲之内徹氏とも親交があったという事で、思わず私は聞いてしまいました「お三方でお会いになったことはあったのですか?」・・・お答えは「否!」でした。
 もしこのお三方が同時に会っていたら?、又そこに小林秀雄氏が入ったら?などと想像してしまいました。

 又、青山氏を師と仰ぐ白洲正子さんは青山氏を「ジィちゃん」と親しく呼んでらしたそうですが、これは「二郎」さんだからで「おじいさん」と言う意味ではないことも楽しくお話されていました。

 桜井佐七さんのお話もっとたくさんうかがってみたいものです。
 この素晴らしい企画をしてくださった石川利江さん、谷進一郎さんにあらためて感謝です。

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