日々徒然

創作家具 安藤和夫

神代木(じんだいぼく)様々!

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神代の代表格にある「神代杉」。


「杉」の「神代木」・・・神代といえば「神代杉」、特に関西ではそのようで。・・・さて、この神代杉、杢(木目)が凄いです。景色なんて生易しいものではない、ドラマを見ているような、宇宙を覗いているような、そんな世界観を感じる板です。製材した人のセンスが光ります。
 この板は私が通常やっているような原木製材ではなく、8枚組の板材を購入したもの。つまり木目が揃って8枚あるのです!
 さて、何になるのか?・・・見続けて早十年以上?・・・なのです。‬

神代木とは?

 神代木(じんだいぼく)は数百年から数千年前に噴火や地滑り等で地中に埋もれていた木材のことを指します。それが掘り起こされたもの。
 写真の木は樹皮の部分が焦げていた。推察するに火山噴火によって埋没したのでは?・・・たもの神代木です。
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 樹皮に近い部分を見ると一年の年輪が1mmに満たない、直径は二尺を超えていました、厚さ二寸に挽いて十年!
・・・さて、この木は何になるのかな?・・・木からは大きな物語が読み取れるのです。
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「神代木」様々ご紹介しておりますが、私が好んで使わせていただいているのが「神代楡」ニレの木の神代木です。英語でElm Treeです。ケヤキはニレ科に属しますので親戚のような樹です。

 その神代楡を挽き割って左右に広げる木取り方法を「拝み取り」と呼びます。木に命が宿ると信ずる日本人の精神性を良く表わした言葉だと思っています。
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 写真は板目と呼ばれる木目を出す方向で挽き割った板とその作品応用例として拙作「神代楡厨子」扉の木目が左右シンメトリーになっています。 

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打ち掛け金具は佐土玲子氏の作。
泥釉七宝プレートは故 上沼緋佐子氏の作。

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引き続き「神代楡」今回は柾目に挽き割った板。

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柾目挽き板の作品応用例として拙作「神代楡厨子」
泥釉七宝は上沼緋佐子氏作。

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この厨子は板目・柾目を複合的に使い、全体としてはシンメトリーに配置した「神代楡厨子バロック」
乾漆制作は楠田直子氏です。



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