日々徒然

創作家具 安藤和夫

神代楡 六角厨子

初めてお問い合わせのご連絡をいただいてから二年半の歳月が流れました。
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ご依頼主様はお寺さまでした。

このたび、ようやく完成し、お納めした「神代楡 六角厨子」です。
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お厨子、上台には「南無阿弥陀仏」そして「般若心経」が写経されています。
大変な達筆でいらっしゃいますね!

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まず、当方が羽目板をご用意し、そこに下塗りを施し、その上に写経していただき、組み上げました。

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全体の大きさがお判りになりますでしょうか。

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屋根の反り!

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宝珠。

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屋根は外すことができます。
副住職様です。

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上台内部には内箱が内蔵されています。

六角内箱は楠(クスノキ)の白木(無塗装)でお造りしています。

屋根を外すと清浄な香りがいたします。

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内箱には亡くなられた方々のお骨をお納めするのだそうです。

そうなのです、この六角厨子はお骨をお納めするためのもの、そして檀家の皆様で合祀するためのものなのです。

そして、写真では判りませんが、この厨子、上台が回転いたします。

チベット仏教のマニ車のように、と言ったら判り易いかもしれません。

一回りすると般若心経を一度唱えたことになります。

初めてそのご依頼をいただいたとき、私はご住職に訪ねました。「貴宗派ではそのような儀式がおありなのでしょうか?」・・・すると、ご住職曰く「いいえ、ございません。・・・私どもの寺で考えた新しい方法なのです」とのことでした。

近年、「墓終い」や「散骨」など、葬祭の作法、先祖供養の方法などが様々に変化してまいりました。

そんな背景のもと、あたらしいご供養のカタチを編み出そうとのお考えがあり、私にその大任の白羽の矢が当たったという訳でした。

ありがたくも緊張するお仕事でした。

幾度と無くすり合わせを重ね、このたびようやく完成し、お納めすることが出来ました。

このような重要なお仕事に出会うことが出来ましたこと、ご縁をいただきましたことに感謝申し上げます。

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ご住職様ご家族様、並びに総代の方々と記念写真を撮らせていただきました。

ご住職様の許可をいただきまして、お寺のお名前と所在地を記します。

【浄土寺】
北海道網走郡美幌町

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