日々徒然

創作家具 安藤和夫

六角厨子・・・制作中。・・・

もちろん材木は神代楡(じんだいにれ)を使用。
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大きな六角形のむくり屋根です。

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組み立て中の屋根。

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部分。

 屋根は正六角形です。
 長尺で木目のつんだ柾目の板を正三角形にカットした6ピースを木目を揃えて寄せています。

 樹木は毎年自分の体の外側に一枚ずつ木目を増やして育ってゆきます。それが積み重なって年輪となります。
 バームクーヘンが内側から外に一層づつ増えて行くのと同じです。

 樹木が大地に生えていた時に芯に近かったところを内側に、外側だったところを外側に使い、生きていた時の姿を再構成したいと意図しています。

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宝珠も仕上がってきております。

通常は金属(金・銅・真鍮など)で造ることが多いのですが、今回は神代ケヤキで制作。

ワタシは轆轤はやらないので隣町大井町に住む名人大川木芸さんに依頼。・・・最近地元でも綺麗な轆轤を挽ける職人が少なくなっています。


六角厨子・・・部材数が多く、使用材の木取り、加工の段取りと、全体のトーン(木味・色など)の把握とビジョン構築、などなど、工程が複雑に絡んでまいります。

大工さんと違い、屋根工事などすべてを一人でこなしますので、醍醐味もありますが、それなりに大変でもあります。

お厨子は建築のミニチュアではありません。・・・ここのところを間違えやすいのです。
一番の違いは、見る人の位置があります。

建築物は大きく、人間は地面から上を仰いで見上げます。

お厨子は手で持てる大きさがほとんど。屋根を見下ろすことも多く、台の上に祀る場合でも拝殿に対して平行に見ることになります。

そして、実際の建築物ですと大きな屋根を支えるために荷重の分散と構造物の大きさ、強度などに多くの智恵と工夫が必要とされます。
しかし、お厨子の場合は実際の強度より視覚上の安定感やバランスのほうが重要となって参ります。
力学的なバランスを強調することもあります。

さて、又書くことにしましょう。
・・・完成が楽しみです。

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