日々徒然

創作家具 安藤和夫

「アイヌ文化の現在」

というイベントが新横浜「スペース・オルタ」でありました。
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昼間は星野工氏を講師に迎え、木彫りのワークショップが行なわれました。
夜は、関東圏に住む若いウタリ(同胞)たちで作られた新グループ「AINU REBELS:アイヌレブルズ」の、初めてのまとまったライブがあり、アイヌに伝承されるウポポ(唄)とリムセ(踊り)を現代的にアレンジした舞台が繰り広げられました。
ハードロックのリズムを取り入れたアイヌ舞踊はとってもエキサイティングでした。
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20代の若者たちが中心となって立ち上げられたこのグループのメンバーも、
ここまで来るのには、各自、大きな試練があったようです。

星野氏のムックリの音に包まれて、「私はアイヌ…」という前置きで、
アイヌとして生きてゆくことを選択した若者たちの言葉が一人一人語られました。

カミングアウトからはじまり、それぞれの状況の中で、親戚への遠慮と確執。
現実にある差別などの話が、涙をこらえながら続きます。

いったんはこのグループに参加はしたものの、
何度も引き返そうともがいた女性の心の葛藤も聞きました。

年老いた祖母がアイヌの言葉を話せることを知った時のショックと、
孫の自分にそれを伝えられなかった祖母の無念に思いをはせ、
その無念を自らのものとしようと決意した女性の個人史もありました。

彼らの民族が負ったあまりにも過酷な歴史の存在。
それを背負うことを自ら選択した若ものたちの言葉の重さと、
その勇気ある行動に、涙がこらえられませんでした。

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今度は一転して、なんとラップとブレイクダンスです。
富も財産も、何物をも持たぬ人間が、オノレの声と体と言葉だけで訴える、
ラップという表現形態が、こんなに生き生きと感じられたのは
僕だけではなかったことでしょう。
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最後は観客も入り乱れての大乱舞でした。
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↑クリック!
これが「アイヌレブルズ」の若者たちです。
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一番弾けていた美直(ミナ)ちゃん。
Tシャツがオサレ!
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どーよ、かっこいいでしょう!
左:あつし、右:つばさ。
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打ち上げ会場で挨拶された浦川冶造エカシ(長老)。
若い頃は牡鹿を素手で仕留めたという伝説のアイヌです。
「アイヌの冶造」という本の主人公で、カムイミンタラの主です。
宇梶静江さんもいらしていました。
俳優の宇梶剛士さんのお母さんです。
そう、剛士さんはアイヌであることを公言していることで、
アイヌの若者にとって、大変大きな存在なのです。
浦川エカシは伯父さんに当たります。

「イフンケ」を書かれた青木悦子さんのダンナさんもいらしてました。
悦子さんはこの本で、実の兄で東京で謎の死を遂げたアイヌの酒井衛さんの事を書かれたのですが、
その遺児が、みなとあつしなのです。

佐藤真起さん、平田さん、中川さん、etc、たくさんのシサムの力も忘れてはなりませんね。
皆さん、今日は本当に嬉しかったと思います。
熱い一日でした。

コメント

アイヌ・レブルズ

アイヌ・レブルズ公演の際には、差し入れその他、交流会の手伝いなど、いつもながら機転も効いて身体も動く安藤さんには、お世話になりました。
お陰さまで、彼ら彼女ら自身の中で、人前で表現することの喜びと、自分自身を信じる力が大きく育った一夜だったように思います。
オルタでは、木彫りの星野工さんが50代、つまり親ぐらいの世代で、その子どもたちの世代とのコラボというワンシーンにこだわりました。リハ無しぶっつけで、子らの世代の独白をムックリで伴奏するかたちになった工さんは、涙で途中からムックリが上手く鳴らなくなってしまったと気にしていました。
上手いと感心する技の世界を突き抜けて、感動の領域に達する表現の場もまたありです。10年、いや何十年も経て、やっと出てきたそれぞれの微笑みに出会えた一夜でした。連休の第1日目というのに、立ち会ってくれた方々、想いを寄せあって下さった方々に感謝しています。
オルタ  さとう

Re:アイヌ・レブルズ

佐藤さんが色々なところに蒔いた種のひとつが、
何年もかかって芽吹いてきたのだと感じています。
思えば、ここまでくるのに15年くらいになるのではないでしょうか?

仕込み、励まし、刺激し、いたわり、ゆっくりと来るべき時を待つ。

三世代のアイヌの方たちが同じ場に集い、、思いを共有する。
こんな、ある意味当たり前のことがようやく叶いつつある。
「昔だったら考えられないことだな~!}と、
感極まってつぶやいていた方が会場におられました。

ご苦労様でした。
これからですね。

iyairaikere!

とても嬉しいブログ、ありがとうございます。さっそくメンバーのみんなにも報告しました。
当日、そして今までの応援、本当にありがとうございました!差し入れのシュウマイとお酒も打ち上げでおいしくいただきました。
みなさんのおかげで、成功することができました。先輩たちがいたから、今の私たちがいます。本当に感謝です!
今は、大きなことをやり遂げたあとで、放心状態です。残りのGWはどこにも行かずに家で眠りこけていました。
これからも、一歩一歩進んで行きます。応援よろしくお願いいたします!

こちらこそiyairaikere!:ありがとう!

当日来ていた取材クルーがNHKだということをあとで知りました。
翌日、放映されたんですってね、残念~!見損なった。

アイヌレブルズのみんな、ほとんど寝てなかったんだってね、
ほんとにご苦労様。
すごい熱量の公演でした、本当によかった、感動した。
あなたたちから、大きな力と勇気をもらいました。

これからもがんばってね!
ずっと応援しています。

甲府でアイヌレブルズの皆様に・・

甲府で、初めてアイヌレブルズの皆様にお会いできて本当に良かったです。わたしの中にくすぶっていた疑問が少しづつ溶けてきたようです。
これからも応援していきたいと思っています。
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