日々徒然

創作家具 安藤和夫

お厨子を造っています!

ご依頼の品と、展覧会に出品するための作品と計二台です。
厨子・長泉院
これは以前お納めした作品。完成するとこんな感じになります。(ご参考) 脚部を削っています。
zusiasi_0001.jpg
・・・曲面削り用の反り台鉋(かんな)。曲面によってアールが違う。左手前は南京鉋(なんきんがんな)小さな反り台に両手がついた形。


zusiasi_0002.jpg
木は神代楡。
手前にあるのが南京鉋(なんきんがんな)。

nannkinn_0001.jpg
「南京鉋(なんきんがんな)」・・・椅子の猫脚などの曲面削り用の鉋。
鉋の刃は研ぐとだんだん短くなります。極限まで使い切ると新しい刃を差して使います。木の台の方も調整するたびに削ったり磨り減ったりしますので作り替えます。木の台も刃も何代にも追いかけながら最後にはちびてゆきます。この形も自分流ですので、こんな形で売っているのではありません。

裏と表!参考まで鉛筆を置きました。

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 この仕事に掛かっている時、友人が病と戦っていることを知りました。

 最近彼からFBのいいね!が無いな~!・・・と気に掛かりながら連絡を取らずに時は移っておりました。

 ある日、FBへの奥さんの書き込みで病のことを知りました。

 ご快癒を祈りながらのお厨子造りでした。


 先日、その友人が旅立ちました。

 見事な最期だった様です。
 闘病中、ご友人の皆さんが連日FBで学生時代の逸話を書き込み、語り合い、笑い合っていました。ご本人・奥様・息子君への暖かい励ましでした。

 そこに書かれている文章が凄かった。
 九州にある寄宿舎生活の男子校だったようで、そんな青春時代があったのか?というほどの、まるで青春ドラマでも見ているかのような内容でした。
 例えば、学校の先生が大切に飼っている鶏を焼いて食ってしまって、それがバレて大目玉を食ったり、校庭の池に飼われている錦鯉をやはり食ったりと、思わず吹き出したり泣いてみたり。

 こんな濃密な関係性を作って来られたご友人の皆さんとご家族とそして彼本人に嫉妬の思いが沸くほどでした。

 みんなの祈りも虚しく彼は旅立ってしまいました。

 残念です。
 
 でも、奥さんからのお知らせの中に見後な一文がありました。

『・・・「彼は、数日前に、私にこう言ってました。「楽しかったか?…俺はすごく楽しかったぞ」と。・・・』

 お~かっこいいな~!・・・凄いな~!・・・奥さん、幸せでしたね。息子くんはきっとこのオヤジの大きさを引き継ぐに違いないと確信しました。

 僕よりひと回りも若いとは思えない、懐の深い、スケールの大きな人でした。これからもっと親しく語り合いたいと思っていた骨太な漢だったのに、・・・・残念です!

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