日々徒然

創作家具 安藤和夫

稲作って「お米」を造るだけじゃないんです!

 田んぼからはお米が採れます。籾を脱穀し、残った藁はいろいろな形に加工され、我々の生活文化に利用されます。
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写真はそのひとつ、正月飾りの祝い亀です。(拙作)
 他にも畳床、縄、果樹の保温、などなど、様々に活用されて行きます。

 また、田んぼの風景は、渡る風によって夏は外気温を下げ、私たちに潤いのある情緒を育んできました。
 虫は格好の住処を与えられ、それを捕食する鳥は毎年遠くから渡って来ます。日本の原風景です。

 そこには水を介した大いなる命の循環があるのです。

 持続可能性なんて言葉ができるずっとずっと昔から日本人はそうやって暮らしてきました。ゴミも出さずに!

 田んぼの価値って聞かれて、そこから採れるお米の売値だと思っていませんか?・・・それは一部。

 何でもかんでも「お金」に換算し、暮らしの価値をお金でしか考えられない下品な人には判らないのでしょうが、農業って、人の生き方、地域の暮らし方、その全体の基礎に成っているのです。

 その一断面が「経済(お米の売値)」であることに異存はないのだけれど、それ以外の“数値化(換金化)出来ない様々なもの”の総体があって始めて我々の暮らしがあり、日本人がこれまで営々と築いてきた文化があるのです。

 “価値あるもの”と“売れるもの”は違うはずです。

 それを全ておしなべて“価格”に置き換えて競争する(させる)。
 弱い者は負ける、強いものだけが勝つ、それを合理化する策動がTPPです。

 「ひとつ千円のりんごを売ればいい!」・・・これは現代日本の格差社会の端緒を作った小泉純一郎氏の言葉です。

 「旨い米を作れば中国の金持ちが買ってくれる」・・・現政権の言葉です。

 裏返して言えば「金のない奴は米も買えない」ことになるのです。

 そればかりでなく、日本の原風景の全てが変質してしまう危惧さえあるのです。
 我々固有の文化、二千年続いてきた文化が破壊されるかもしれないのです。

 私はTPPに反対です!

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