日々徒然

創作家具 安藤和夫

重陽の節句の薬玉!

日本では節句の時に薬玉(くすだま)を飾る風習があるのだそうだ。・・・と言う創作!
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画像は九月九日「重陽の節句」(リンク)の為の薬玉。
装飾美術研究家、青木俊美さんの手になるものです。
縮緬などの布地や宝石などを使用した精緻な細工です。  掛台は、この薬玉の為に私の造りました「神代楡 掛台」です。

 私の第一回目の高島屋個展の時に青木さんにお願いして「薬玉」を出品いたしましたのでご記憶の方も居られると思います。
 今年の初め頃、その時の話題になったところ「五節句が揃います」とのことでしたので、無理を言ってお願いし、秋に準備しております私の個展※に、コラボレーション作品として「五節句揃い薬玉」をにご出品いただけることになりました。

 薬玉はファンの方が多く、お造りになるとすぐに買い手が付いてしまい、嫁いで行きますので、五節句が揃って手許にあることは珍しいのだそうです。
 今回私も初めて五節句揃いを拝見することができます。

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横一列に並んだ「五節句揃い薬玉」

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人日(じんじつ):1月7日、七草
上巳(じょうし/じょうみ):3月3日、桃の節句、雛祭り
端午(たんご):5月5日、菖蒲の節句
七夕(しちせき/たなばた):7月7日、たなばた、星祭り、竹・笹
重陽(ちょうよう):9月9日、菊の節句

「五節句」(リンク)
 宮廷における年中行事を起源に、中国の陰陽五行や農耕儀礼なども取り込みながら、日本独自の発展をしてきた文化。
 薬効による邪気祓いなどの意味も含み、薬玉(くすだま)を吊るします。
 三月三日のお雛様もそのうちの一つ、今では、季節の節目を演出する重要な行事として定着しています。

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私の個展※

【安藤和夫 木工展】

2012年10月3日(水)~9日(火)
横浜高島屋7F美術画廊B

コメント

ありがとうございます

薬玉たくさん載せていただいてありがとうございます。しかも、五節句についていろいろ調べていただいて・・・。でも、本当の五節句の重陽には薬玉ではなく、グミ袋(シュユ袋)という、菊とシュユの実のついた枝を挿した袋を壁にかけるのが正式なんです。私は五節句を全部薬玉にしてみたくてこのような形にアレンジしてしみました。つまり現代版の重陽飾りですね。ともかく、この菊の花びらを作っているときには、安藤さんの素晴らしい掛け台に負けまいと、作るうちにどんどん密度が濃くなっていったのを思い出します。
安藤さんの創作パワーと神代楡の力でしょうか?!

ほ~・・・遊んでますね!

 青木さん、ご本人様からの書き込み有難うございます。

 そうですか、厳密な意味での日本の伝統文化の継承ではないのですね。面白い!

 古来から受け継いできたものを一字一句残し継承してゆく方法もありますね。
 毎日同時刻に御神饌を神殿に届けている伊勢神宮などはその代表かと思います。
 それに対して「伝統の現代における意味性」に深く向き合い、試行錯誤しつつ「今の時代の作法」を模索するのも又一興かと存じます。

 時代を創ってゆくことになったのかどうかは、次代を待つしかないのですが、少なくとも我々もの造りとして生きると標榜している以上、将来古典と成り得る内的予感無くしてはモノを世に送り出すことは出来ません。
 この仕事、パラノイアであることを自覚することが第一歩なのかもしれませんね。

 私の今回の個展のテーマの一つは、実は「バロック」なのです。言うまでもなく、ルネサンスのあとに来る時代名称なのですが、その時代の持つ意味に向き合いつつ仕事をする毎日です。
 
 又そんなお話でもいたしましょう。
 佳き作品のご提供、ありがとうございました。

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