日々徒然

創作家具 安藤和夫

夏目漱石の書斎!

それは「漱石山房」と呼ばれ、漱石はそこで亡くなっています。
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その書斎が今、横浜山手にある「神奈川県立近代文学館」に再現されています。

ご遺族、夏目嘉米子氏・栄子氏からの寄贈です。
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再現された書斎。

遺されたアルバムに残る書斎はもっと雑然としていますが、家具調度類はそのままです。

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真ん中にあるのは有名な文机。

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そして、現在この再現書斎にあるのは、拙作です!?
数年前に神奈川県立近代文学館からの依頼で私が造った写し(レプリカ)なのです。

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部屋の右下あたりに私の名前も表示されていたのでした。感謝です。


この仕事、大変勉強になるお仕事でした。

まずこの、当時で言う東洋趣味、中国趣味の文机に施された装飾が私の趣味では無い!・・・・これが始まり!

同じひょうたん型の装飾が何箇所かあります。

曲面を削りだすのは鉋や各種の小刀で削るのですが、考えながら削るのでは勢いが出ない、張りが無い、形がぬるいのです。これには困りました。

手がサクサク気持ちよく動きだしてはじめて“佳いカタチ”が生まれるのです。

それが・・・この(時代の)センスが私と違う~!・・・・・出来ない~・・・苦しい~!・・・!

まあね、他人が見たときに「そっくり」くらいには出来るのですが、自分では納得の行かない日々が続きました。
このカタチが自然に生まれてくるまで、たくさんたくさん削り続けました。

ようやく腑に落ちるカタチが削れるようになったとき、肩の凝りも何も無いことに気付きました。(それまではコチコチでした)

そうか、これは臨書ではないか!・・・気が付いたのでした。

先人が到達したであろう高みに少しでも近づきたいとの思いから“そっくりに真似ること”
模倣を超えて先人に憑依し、我を捨てて書く。ただひたすら書く!・・・届いたところは?・・今の自分。

それは書だけに限ったことではありません。

そのことを如実に教えてくれたのがこの「漱石遺愛の文机の写し」制作だったのです。

神奈川近代文学館
231-0862 横浜市中区山手町110
港の見える丘公園内

この項、続編に続く!

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