日々徒然

創作家具 安藤和夫

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【吉田 直 展 開かずの間】

山手ゲーテ座にて
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作品の間に立つ作者! 作品の傍らに立つ作者!
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色々なところで目にしていて気にかかっていた彫刻作品。

遂に実見。

まず私の目に入ったのは「刀が切れている」こと。
かつて学生時代に彫刻家を志したこともある私は、彫刻等などの刃物が使えているかどうかがすぐ目に入ってしまう。マチエール、ディテールに注目してしまいます。

刃物が使えているかどうか?・・・が全てに良いとは限らないが!・・・この話は又次回!

細部まで緻密に彫られている。・・・のだが、ここからが本題なのですが、やりすぎていないのです。
これだけ刃物が使えると、もっと行ってしまいたくなるのが人情。

工芸の範疇に入ってしまうのかもしれない家具屋である私が言うのもなんですが、吉田氏の作品は工芸と一線を画するのです。(私もそのつもりなのですが~!)

技術の行きすぎたことで面白みのある作品の魅力も確かにあるのだが、仕事は何処で止めるのか、で、目指すところ、あるいは届くところがまったく違ってしまうのです。
技術に頼ると、溺れます。そして目が見えなくなってしまいます。

届きたい“ところ”が見えたのなら爪で引っかいてでも造形して行く位の迫力が無ければ人の心には届きません。
技術を鍛錬するのは当たり前の事ですが、踏み外しやすいところでもあるのです。

そして吉田氏の作品で何よりも目を引いたのは骨格の通った造形力。ここが肝心。
作品を見るこちら側の目の位置が遠ざかります。

スジが通っています、見事に立っています、自立しています。

吉田氏の作品は久しぶりに見た「正しい彫刻作品」であり「現代美術」であると確信した出会いでした。

会場に偶然居合わせた吉田氏ご本人にも作品の横に立っていただいての群像写真。


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