日々徒然

創作家具 安藤和夫

白井晟一という巨人との再会!

展覧会「建築家 白井晟一 精神と空間」を見る!
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石水館(かなえ書房刊「石水館 建築を謳う」掲載写真。)

この展覧会は、「パナソニック電工 汐留ミュージアム」にて、3月27日(日)まで。

私が人生の中で出会った建築家の中で最も影響を受けた方が白井晟一氏である。
いや、私にとっての氏は、建築家である以前に哲学者として、美学者として!と言ったほうが正しい。

氏の設計された建築や図面や言葉から、私は多くの珠玉のメッセージを汲み上げる事が出来た。

今回、久しぶりに白井晟一氏の仕事に接し、初めて出会った30年前の自分の興奮が蘇ってきた。
かけ出しの家具職人だった私は「白井晟一氏の建築のような家具が創りたい!」と思っていたのだった。
当時の私はまだ「お厨子をライフワークと捉える」ずっと以前の段階だったのだが、今思うと、白井晟一氏の作品に出遭ってから厨子に至る道のなんと一直線なことか!
30年掛かりとは言え、この道筋のあまりのストレートさに驚く。

そうか、私は「白井晟一作品のような精神性を持つ箱」を目指して「お厨子」に行き着いたのかもしれない。

独立して工房を構えた当初、何を作ったらよいのか分からず、日々悩み、試行錯誤しながらも、片や肥大化する自己を制御することに汲々としていた毎日であった。

その時に出遭った氏の作品の持つ圧倒的な骨格とストイシズム。
ブラームスの音楽にも似た情熱を秘めた細部。
古典の解釈。
実在とマチエールの関係性。
今までに知らない世界がそこにはあった。

それから幾星霜。

「お厨子」に至る道程には幾つかの伏線があるのだが、その本流(我が身の内なる)に白井晟一氏が居られる事を今回の展覧会を見て再確認出来たことは、私にとって大きな収穫であった。

今、無性にお厨子が創りたい。
不思議なエネルギーが溢れてくるのを感じる。


今展では又、白井晟一氏の書の雄渾さに圧倒される!
大きな書は今までも見ていたが、小さな楷書の書に魅了された。
書に特化した出版物は無いものだろうか?



白井晟一研究所


白井晟一展について!

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