日々徒然

創作家具 安藤和夫

個展のご案内その3!お厨子編!

DMに使った「お厨子」は「神代楡六角厨子」高さは凡そ50cm位。
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宝珠と兆番は手銭吾郎先生のお仕事。
中心部の打掛金具は石橋聖肖先生のお仕事。(詳細は後日!)

扉を開けると!
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総金箔貼り。内陣の仏様はお借りしたもの。白檀にキリカネのお仕事。

こちらの「お厨子」は「神代楡厨子」幅30センチ、高さ43センチ。
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神代欅の四本の柱を立てることで、内部に聖域を現しています。

正面扉は神代楡の板目材を「拝み取り」し、仏様の御手が合掌する姿をあらわし、中空に浮かんだ小宇宙をお守りしている様をイメージしてみました。

下部には水面を浅彫りし、遥かなるニライカナイ・大海に思いを馳せました。

小宇宙にあしらわれた赤と青のプレートは「泥釉七宝」の第一人者、上沼緋佐子先生のお仕事。

打掛金具は「彫金家」の佐土玲子先生のお作。

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内部です。
金銀箔、焼き箔などを蒔き付けて「銀河」のような世界をあらわして頂きました。京都西陣のお仕事。


こちらの「お厨子」は「神代楡厨子」・・・(名称は同じですね。)幅37センチ、高さ32センチ。
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神代楡の板目を横向きに使い、たなびく雲・遥かな砂丘・大海原・などの悠久な空間を表現しました。
その中心にある球体は漆芸家・楠田直子先生の「乾漆」のお仕事。

天空に浮かぶ宇宙を立体的にお創りいただきました。
手掛けも兼ねております。

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同様の主旨で創りましたもので、木目の使い方(切り取り方)、乾漆部分の表現が違います。

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内部には背面に銀いぶし箔を押し、幽玄な世界を現出したいと思っております。

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同じく同主旨の作品。
縦型の「お厨子」です。幅22センチ、高さ37センチ。
木目と乾漆に宇宙を感じていただけますでしょうか?

内陣にある「台座」はそこに置かれるもの。例えば「仏様」「マリア様」「お位牌」などにより新たにお造りするつもりですので、暫定的に置いています。これは楓鳥目杢の板です。

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内背面には銀いぶし箔をつかっています。

以前にも書きましたが(リンク)、今回の展覧会では、他の工芸ジャンルの様々な作家の方々とのコラボレーションを企画しました。

外注で業者に発注する方がリスクも少なく楽なのですが、そうではなく、その世界で立っておられる作家さんとのコラボレーションは、時にはバトルも在り得るとてもハードな作業でもありました。

結果、一足す一が2ではなく、5になり10になることを期待しての修羅場でした。

それらの協働の結果が、以上、三種類、五台の「お厨子」です。

私達の思う「宇宙観」「死生観」「祈り」「祀り」「想い」などを感じていただけましたでしょうか。


さて、次回ブログでは、その諸先生方のお仕事をアップにて詳細にご紹介いたします。

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