日々徒然

創作家具 安藤和夫

今年の朝紫(黒米)が変だ!

遂に新米を炊いた!ほ~ら!・・・あれっ?
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白米一合に黒米大さじ一杯。例年ならばこれで全体がアズキ色の御飯が出来上がるのに、今年は・・・?・・・ごま塩みたい! 色が出ない!・・・・何故?
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保存しておいた昨年度(2009年)の朝紫(黒米)・・・黒々としている。

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今年(2010年)収穫の朝紫!・・・あきらかに茶色く、色が浅い。

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断面は?・・・昨年度(2009年)の朝紫・・・外側の黒色層がはっきりしている。

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断面は?・・・今年(2010年)の朝紫!・・・薄い茶色。

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昨年度(2009年)の朝紫


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今年(2010年)の朝紫!

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つぶ張りは?・・・昨年度(2009年)の朝紫。

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つぶ張りは?・・・今年(2010年)の朝紫。・・・やはり少し小粒か?

今年度、籾摺り機が新しくなった為、傷や割れは少ない。その点は実にありがたいですね。

黒米の表皮にある黒色の層は「アントシアニン」由来のもの。
その生成が不良のようです。だから色が出なかったのです。
調べたら、夏の暑さ、特に夜間気温が下がらなかった為に起こった高温障害だったようです。

稲も熱帯夜で寝られなかったのね!・・・辛かったのね~!(豚もそうだったらしい。)
と言うわけで、今年の黒米は自己判定で言うと「不良」と言うことになってしまうのでしょうか?

永塚田んぼでは今まで様々な種類の黒米を育ててきて、最も「色が良く出て」「モチっと美味しい」品種として「朝紫」を選んできました。
特に雀の食いが圧倒的に良かった(食害が多かった)のが朝紫でした。

それ故に案山子では歯が立たず、遂に「田んぼ全面積網掛け」にまで発展した稲作だったのです。
膨大な手間が掛かっているのです。見渡しても他にこんな田んぼ無いですから。
今年は白米をやめ、全部黒米にしたと言うのに!・・・あ”~!!



今年の黒米も食感はまあまあなのですが、例年のあの“色”が出ないのは実に寂しい。
あ~この一年は何だったのか?と思うほど力の萎える結果となりました。

僕達は稲作で生活を立てている訳ではないので、「がっかり」くらいで済みますが、これで食べている農家はどうなってしまうのだろう?と思います。
首を吊るしか無いですよね?

「色が出る!」「アントシアニンが豊富!」と言うことで健康食品店などに卸していたら、今年はキャンセル食らってしまうかもしれないのですから。

元々「玄米」の状態で食べるのが黒米ですから、無農薬がベターなのはもちろんです、胚芽も付いていますから。
我々は完全に無農薬で作っています。その点、お店で買う黒米より安心です。でも、アントシアニンが例年より少ないのです!・・・と断らなければならなくなってしまいました。だから差し上げる気持ちが盛り下がります。あ”~!!


次善の策を調べてくれた友人がいましたのでご紹介します。小林ゆみさん、ありがとうございました。

黒米のアントシアニンはアルコールに溶けるのだそうで、黒米を事前吸水する時に清酒少々を入れておくと色が出やすいそうです。
そのまま白米に混ぜて炊きます。


農業と言うものは、産業にはなり難いものですね。
特に主食であるお米は、「自由競争が適用されるものではない!」ことは明白な事実だと思います。
これは自給率以前の問題です。

訳の分からん政治家は「美味しいお米を作ればアジアで高く売れる!」って言うけど、今年のような年はどうするのですか?不作や不良の年は誰が面倒見てくれるのですか?

政権交代に期待はしなかったが、沖縄のこともあったし、民主党に少しは期待した俺が馬鹿だったのか?・・・選択肢が貧困な時代になったもんだ!






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