日々徒然

創作家具 安藤和夫

「手づくりする木のスツール」という本が届きました。

楽しみにしていた本です。
stool_0001.jpg
【35人の木工作家の想いがこもったスツール約140作品を収録】だそうです。(表紙から)



谷進一郎さん、高橋三太郎さん、井崎正治さん、村上富朗さん、山本博基さんなど、錚々たるメンバーのお名前に混じって、22頁には見知った顔が!・・・あ、自分だ!
stool_0002.jpg
【空間に調和しながら使っている姿を美しく見せる】と書いてある!・・・
【安藤和夫の「足置き付きスツール」と「三点支持スツール」】・・・ですって!

stool_0003.jpg
次の頁にも続いて紹介されております。
全部で4ページ、写真12点という大きな扱いに恐縮!(細かい内容は買って読んでね)

僕の工房から独立した橋本裕君も紹介されています。

 椅子やスツールを作るのって本当は大好きなのですが、食ってゆくのは難しいのがこの「椅子造り」なのです。
 だから、好きな割には椅子を多く世に出しておりません。
 今回も少ししか手元にありませんでしたので、他の方々に比べると作品数が少ないのに多くのページを割いて頂いて感謝です。
 
 一つの椅子を作り出してゆくのには多くの時間とエネルギーと想いが必要です。
 背中の具合、座面の座り心地、持った時の重さ・軽さ、などなど、機能の検討を重ねてゆきます。

 そして出来上がりかと言うとそうではない。まだまだ。

 【その椅子に座った人が美しく見えるか?】が大切だと思っています。

 そして究極的には【座っていない時にその椅子は美しいか?】・・・僕の思う椅子に求める最大のチェックポイントはここ。ここからが創作の始まりです。

 機能を適えるだけでも難しいのに、もっと厄介であり、しかし最もやりがいのあるのがこの“美しさ”の追求なのかもしれません。
 答えが一つではない美の追求こそが椅子造りの醍醐味かもしれません。

 その人が出る!と言っても良いかもしれません。
 思想・想い・経験・目指すところ・・・・・
 豊かなふくらみ・緊張感のあるライン・細やかな末端の仕事・見る角度によって様々に変わるフォルム・後姿・座面の座り心地・地面との設置点の角度、などなど・・・・ディテールに造った人が覗いて見えます。「神はディテールに宿る!」のです。(宿らないことも多々あり、笑)

 病的な人も、神経質な人も、おおらかさも、不勉強さ?も、自己主張の強い弱いもすべて出るのが椅子かも?・・・・あ~言っちゃった!
 ま、同じまな板の上に自分も乗せてもらっております。

 
 35人の木工家の中に選ばれて光栄です。
 著者の西川栄明さんは木工関連の著作の多くある作家さんです。このジャンルでは当代随一のライターさんだと思います。

 数年前、工房見学希望という連絡が入りました。
 お名前を聞くと「西川栄明」さんとおっしゃる。・・・あれ?・・・目の前にある本棚を見ると、同じお名前の本が!有名なニシカワさん?

 「木工の本をたくさん書いていらっしゃる西川さんですか?・・・「そうです」

 聞けば僕の作品をどこかでご存知で「一度会いたい」ということで北海道からお見えになったのでした。

 それ以来、何度かお会いし、お酒をご一緒し、意気投合した仲になりました。
 
 西川さん、この度はありがとうございます。次回は「お厨子」の本、出しませんか?

「手づくりする木のスツール」
著者 西川栄明
発行所 誠文堂新光社
2010年8月31日発行
\1,800+税













コメント

あっ、欲しいです!この本。帰りに本屋で予約しようっと。
私、いつか、小さいいすを作りたいと漠然と思っています。

是非買ってね!

小さな椅子など、何点か製作マニュアルも載っていますよ。

amazonで買っちゃいました♪今から届くのが楽しみです。

ありがと~ございます~!

西川栄明さんお前著「手づくりする木のカトラリー」という本が好評の為の続編がこの本だそうです。
つまりこの本がたくさん売れると、次には「木のお厨子」が出るかもしれない!と希望的観測をしているのです(無茶かな?)

ニコカフェさんいまだ行っていないのです、楽しみです、動物段!

小田原へも是非お寄りください。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://andokobo.blog73.fc2.com/tb.php/1052-995258da

 | 最新 | 








Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Monthly


Profile












FC2Ad